がんばれバクーダ応援キャンペーン(バクーダの調整案) 2022.12.4現在
【前書き】
この記事はポケットモンスタースカーレット・バイオレットの対戦にてバクーダを考察した記事になります
記事の中で軽く採用理由は記載してあるのですが、わざわざバクーダを採用するほどの理由にはならない(バクーダよりも強いポケモンがわんさかいる)と思われるため、この記事はバクーダを使う前提でどの型のバクーダが一番環境で戦えそうかを考えています
また、ランクマッチが実装される前に考察した型になります
その点を理解したうえで読み進んでいただけると幸いですm(_ _)m
【バクーダのデータ】
タイプ:ほのお・じめん
重さ:220.0kg(けたぐり威力120)
種族値:70-100-70-105-75-40(合計460)
特性:マグマのよろい・ハードロック
*対戦で必要そうな情報のみ抜粋
【バクーダの対戦で使えそうな技】
〈攻撃技〉
(物理技)
じしん、フレアドライブ、ストーンエッジ、いわなだれ、がんせきふうじ、しねんのずつき、アイアンヘッド、くさわけ、ニトロチャージ、ボディプレス、ギガインパクト、すてみタックル、じわれ、テラバーストなど
(特殊技)
かえんほうしゃ、だいもんじ、ふんえん、やきつくす、ねっぷう、オーバーヒート、ふんか、だいちのちから、ラスターカノン、げんしのちから、テラバーストなど
〈変化技〉
ドわすれ、のろい、あくび、あまえる、こわいかお、まもる、ねむる、みがわり、おにび、ステルスロック、たくわえるなど
【バクーダの強み・弱み・育成方針および差別化】
〈強み〉
・特性ハードロックによる弱点技に対するある程度の耐性
・じめんタイプ複合による電気技無効
・ジバコイルに対してはかなり有利
・まあまあ火力のC種族値
〈弱み〉
・並程度の耐久であるにも関わらず低速
・特性ハードロックをも貫通する水4倍弱点
・攻撃技(特に特殊)の技範囲の狭さ
・特段にC種族値が高いわけでもない
・基本的に対面で押し負ける場合が多い
などなどメガバクーダを返せ
〈育成方針〉
*今回はすべて特殊型で育成の型を考えた
理由として
①単純にC種族値の方が5だけではあるが高い点
②これは憶測になるが、環境が物理によりそうな感覚があり、物理受けが一定数現れると考えられる点
③物理を考慮する際に強力になるのが特性”いかりのつぼ”の存在だが、いかりのつぼ型を安定させることがかなり難しいと考えている点
これらの理由により今回は特殊型で型を考察した
今回はバクーダでも最低限戦える型を考察するため物理型は今回のコンセプトにはそぐわないと判断し特殊型で考察を進める
*物理型の利点としてはいかりのつぼによる差別化が容易である点、技範囲が特殊型と比べて広い点などが挙げられる
以降は特殊型で考察を進める
基本的になにも考えずに育成するとほぼ確実に他のポケモンの劣化になるため、差別化するためのポケモンを絞るためにまず技構成を固めることとする
これによりこの技を覚えないから差別化ができている主張を無理やり通す
今回は3パターンの型を考察した
①ステルスロック、あくび、おにびなどを絡めた起点作成型
技構成:ほのお技orじめん技、一撃必殺技(じわれ)、あくびorおにび、ステルスロック
じわれ採用は耐久ポケモン(カバルドン、ラッキー、ハピナスなど)を強引に突破する手段として採用した
じわれを採用すると差別化しなければいけないポケモンが一気に減るよ!
この技構成が可能なポケモンとして
・おにび採用→コータス
*あくびorおにび、ステルスロック、じわれの並びのじわれ以外の一撃必殺技に関してはじわれ以外この並びができない
カバルドンから差別化を始める
〈カバルドンとの差別化〉
・カバルドンが弱点は3タイプ存在するが、バクーダは2タイプである点
・特殊ほのお技を打てる点
かなり強引ではあるが特殊ほのお技が打てる点でおおきな差別化ができると考える許してまじででてこない
〈カバルドンが優位な点〉
・単純に耐久が高い点→正直この1点でカバルドン採用に至る
・相手への積ませ性能の高さ
・クッション性能の高さ
→わざわざバクーダを採用するメリットがほぼない
〈コータスとの差別化〉
・コータスが弱点は3タイプ存在するが、バクーダは2タイプである点
・電気タイプが無効である点
・S種族値40がコータス(S種族値20)よりも高い点→育て方次第ではカバルドンの上をとれるようになりじわれで強引に突破することが可能
・だいちのちからをタイプ一致で打てる点
電気タイプ無効が強く、特にボルトチェンジで交換を許さない点が強い
〈コータスが優位な点〉
・単純に耐久が高い点
・特性ひでりにより実質水弱点打消しできる点
・特性ひでりによりほのお技火力上昇→C種族値が高くても意味がない
・特性ひでりにより天候が奪える点
→CとSがコータスよりも高い点、電気技無効が大きな差別化点だがそれで得られるメリットが少なく、単純に耐久が高く使い勝手がよいコータスによっぽどの理由がない限りは軍配が上がると思われる
以上のことから、変化技を用いた起点づくり型は基本的に他のポケモンとの分が悪く、あまり強いとは思えないという結論に至った
②トリックルームを用いたこだわりめがねふんか型
技構成:ふんか、だいちのちから、@2自由枠
トリックルームをしたあとにふんかしまくる型
ふんかを覚えるポケモンが今作(今の段階で)バクーダとコータスのみなのでコータスとの差別化を始める
〈コータスとの差別化〉
・だいちのちからをタイプ一致で打てる点
・コータスが弱点は3タイプ存在するが、バクーダは2タイプである点
・電気タイプが無効である点
起点づくり型とほぼ一緒
〈コータスの優位点〉
・コータスのS種族値20がバクーダ(S種族値40)よりも低い点
・耐久が高い点→先制技などで削られるHPが少ないため火力が下がりにくい
・特性ひでりによりふんかの火力がバクーダよりも高い点
一応電気技無効、だいちのちからをコータスよりも高い火力で打てるがわざわざバクーダを採用するほどではないと思われるもぅマヂ無理。。。
以上のことから、コータスにかなり分があると思われるためバクーダをわざわざ使うほどのメリットがほとんどないという結論に至った
③そこそこのC種族値を生かしたこだわりめがねアタッカー型
技構成:ほのお技、だいちのちから、テラバースト、一撃必殺技(じわれ)
テラスタイプ:くさ
ほのお技はだいもんじを推奨
今回はくさテラバーストを採用した
テラバーストをラスターカノンに変更した場合
(ほのお技、だいちのちから、ラスターカノン、じわれ)の技構成の場合この技構成にできるポケモンはバクーダのみで差別化不要となるが、だいもんじを採用した場合、タイプ一致だいもんじの方が弱点をついたラスターカノンより火力が高くなるためテラバースト推奨
ちなみにはがね4倍弱点のポケモンが今の段階では環境に存在しないためだいもんじの方が火力が高くなる場合が多い
だいもんじの命中不安が気になるなら採用は一考の価値はあるとは思われるが非推奨
じわれを採用した理由として、耐久ポケモンへの回答(ラッキー、ハピナスなどの特殊受け全般)として採用したあと入れたい技がない
*ほのお技、じめん技、一撃必殺技の並びが可能なのはバクーダ、コータスのみである
→ほかの一撃必殺技(ハサミギロチン、ぜったいれいど)は考慮しなくてよい
くさテラバーストを採用した理由として
・弱点であるじめん、みずを半減で受けることができるようになる
・じめん、みずタイプを呼びやすいためささることが多い点
・特性ハードロックにより大体の弱点技を耐えられるようになるかつみずの4倍弱点を消すことができる
・HB特化カバルドンがくさテラバーストにより確定一発の火力
*カバルドンがHD特化の場合処理できない点に注意!!!
この技構成にできるポケモンが今の段階でバクーダとコータスのみなのでコータスとの差別化を始める
(コータスはテラバーストの枠をソーラービームで置き換えて差別化を進める)
〈コータスとの差別化〉
→これにより、カバルドンに対して先制で攻撃できることにより、カバルドンに仕事をさせずに処理できる点が最大の差別化点であると考える
・電気タイプが無効である点
・だいちのちからをタイプ一致で打てる点
・コータスが弱点は3タイプ存在するが、バクーダは2タイプである点
・特性ハードロックによりくさテラスタルをした際の弱点技の耐性面の高さ
(特に特殊方面)
カバルドンに対して先制で攻撃できることにより、カバルドンに仕事をさせずに処理できる点、電気技が無効な点、だいちのちからをタイプ一致で打てる点など前に述べた2つの型よりも差別化ができていると考える
*カバルドンがHD特化の場合処理できない点に注意!!!
〈コータスの優位点〉
・耐久が高い点
・特性ひでりによりほのお技の火力がバクーダよりも高い点
・特性ひでりにより実質水弱点打消しできる点
・テラスタルを切らなくても強い点
特にテラスタルを切らなくても強い点がかなり強力だと思われるが、テラスタルを切る前提であればバクーダの方がカバルドンに仕事をさせない点で優位であると思
われる
バクーダを考察するうえで一番この型が可能性を感じたため今回はこだわりめがね型バクーダの調整案を紹介することとする
【採用理由】
・くさテラスタルテラバーストでカバルドンに対して仕事をさせない
*カバルドンがHD特化の場合処理できない点に注意!!!
・電気の一貫を切る
・タイプ一致ほのお技、じめん技による大幅な削り
・じわれによる耐久ポケモンの強引な処理
・(ジバコイルに対するメタ)
・採用理由は愛
→一応技に関してはコータス以外に同じ技構成にできるポケモンがおらず、コータスに関しては先ほどの通り差別化をしたと考えるので基本的にはこのポケモンでしかできない型となっている
ただ、似たようなことができより優秀なスペックを持っているポケモンもいると思われるためその点には注意
【持ち物】
今回はカバルドンを確定一発で飛ばすためにこだわりめがねを採用しているが、他の持ち物の記載もしておく
・いのちのたま→△
打ち分けできる点は強いが、火力が微妙に足りなくなることが多そう、耐久が下がる点などから今回は不採用
・きあいのたすき→△
耐久に努力値を割かなくて済むようにはなるが、素早さをぶっぱしてもあまり抜ける範囲が広がらない点から無理に持たせる必要性はあまり感じなかった
起点づくり型なら採用は一考の余地があると思われる
・とつげきチョッキ→×寄りの△
打ち分けできる点は強いが、とつげきチョッキを持たせてもみず技を耐えない点、火力が足りない点、とつげきチョッキによる耐久力向上の恩恵をあまり受けなさそうな点から今回は不採用
・オボンのみ→〇
今まで挙げた持ち物の中で一番可能性があると思われる
持たせることにより2耐えする場面が多くなるが、今回のコンセプトには合わないため不採用
起点づくり型なら採用はありだと思われる
他にも持ち物は挙げられるが、今回のコンセプト上こだわりめがね確定とする
他の型にするのであればこだわりめがね以外の持ち物を採用することも考慮に入れてもいいかもしれない
【テラスタイプ】
今回は前述の通りくさテラスタイプを強く推奨する
・くさ
弱点であるみず・じめんを半減で受けられ、呼ぶみず・じめんタイプにくさテラバーストが刺さる点
こだわりめがね込みのくさテラバーストでHBカバルドンを確定一発で処理できる点
*カバルドンがHD特化の場合処理できない点に注意!!!
他のタイプの候補として
・ほのお・じめん
タイプ一致のため火力の増強ができる
アタッカー型で採用するなら特別な理由がない限りくさになると思われる
起点づくり型ならほのお・じめんテラスタイプ採用もありだと思われる
バクーダにテラスタイプを変えるのもったいない
【バクーダの調整案】
調整案①
バクーダ@こだわりめがね
テラスタイプ:くさ
特性:ハードロック
性格:ひかえめ
技構成:だいもんじ、だいちのちから、テラバースト、じわれ
努力値:H236 B4 C196 D4 S68
実数値:175-x-91-165-96-69
〈調整意図〉
H:16n-1
C:11n
S:無振りカバルドン抜き抜き
B・D:端数
前述通りコータスとの差別化点としてコータスよりも素早さが速いためそこを生かすために無振りカバルドン抜き抜きまでを最低ラインとし、あまりを雑に振った
ここまで耐久に振ることによりある程度の攻撃は一発耐える範囲が広がり、安定して相手に負荷をかけていけるようになる
〈ダメージ計算〉
*数字は実際に与えられるダメージで表記
*調整案のためダメージ計算の数は少なめ
*太字は意識して調整した点
(火力面)
・H4振りミミッキュ→145~123(110.6%~93.8%)
・D4振りドラパルト→94~80(57.6%~49.0%)
・H4振りミミッキュ→120~102(91.6%~77.8%)
・D4振りドラパルト→77~65(47.2%~39.8%)
だいちのちから
・H4振りミミッキュ→120~102(91.6%~77.8%)
・D4振りドラパルト→154~130(94.4%~79.7%)
くさタイプテラバースト
・H252D4振りカバルドン→284~240(132.0%~111.6%)
*カバルドンがHD特化の場合処理できない点に注意!!!
・H252振りマリルリ→264~222(127.5%~107.2%)
(耐久面)
・ようきドラパルトドラゴンアロー→128~108(73.1%~61.7%)
・ようきいのちのたまミミッキュ+2シャドークロー→191~161(109.1%~92.0%)
・ようきガブリアスじしん→202~171(115.4%~97.7%)
・おくびょうサザンドラりゅうせいぐん→160~135(91.4%~77.1%)
*サザンドラは参考程度に
調整案②
バクーダ@こだわりめがね
テラスタイプ:くさ
特性:ハードロック
性格:ひかえめ
技構成:だいもんじ、だいちのちから、テラバースト、じわれ
努力値:H236 B68 C116 D4 S84
実数値:175-x-99-154-96-71
〈調整意図〉
H:16n-1
HB:ようきいのちのたまミミッキュ+2シャドークロー最高乱数切り耐え
いじっぱりセグレイブきょけんとつげき最高乱数切り耐え←おまけ
C:11n
S:無振りカバルドン抜き抜き抜き抜き、無振り50族抜き
D:端数
調整案①よりもさらに耐久、素早さに努力値を割いた
こちらの調整の利点として
①ほとんどの攻撃を一発耐える(ようきガブリアスのじしんを乱数で耐えるようになる)
②無振り50族(マリルリなど)を抜ける可能性がある、カバルドン抜き調整ポケモンを抜くことができる
より対面性能が向上した型になったと思われる
火力は下がるが、HBカバルドンを確定一発ラインは保っているため最低限の火力も保障できていると思われる
〈ダメージ計算〉
*数字は実際に与えられるダメージで表記
*調整案のためダメージ計算の数は少なめ
*太字は意識して調整した点
(火力面)
・H4振りミミッキュ→136~115(103.8%~87.7%)
・D4振りドラパルト→88~75(53.9%~46.0%)
・H4振りミミッキュ→112~94(85.4%~71.7%)
・D4振りドラパルト→72~61(44.1%~37.4%)
だいちのちから
・H4振りミミッキュ→112~94(85.4%~71.7%)
・D4振りドラパルト→145~123(88.9%~75.4%)
くさタイプテラバースト
・H252D4振りカバルドン→266~224(123.7%~104.1%)
*カバルドンがHD特化の場合処理できない点に注意!!!
・H252振りマリルリ→248~210(119.8%~101.4%)
(耐久面)
・ようきドラパルトドラゴンアロー→120~102(68.5%~58.2%)
・ようきいのちのたまミミッキュ+2シャドークロー→175~148(100.0%~84.5%)
・ようきガブリアスじしん→184~154(105.1%~88.0%)
・いじっぱりセグレイブきょけんとつげき→175~148(100.0%~84.5%)
・おくびょうサザンドラりゅうせいぐん→160~135(91.4%~77.1%)
*サザンドラは参考程度に
【バクーダのざっくり相性早見表】
*くさテラスタルの場合
〈基本有利〉
ジバコイル、カバルドン、トリトドン、ハッサム、モロバレルなど
一応特殊受けはじわれで突破可能
〈基本不利〉
ミミッキュ、ドラパルト、ガブリアス、サザンドラ、バンギラス、ウォッシュロトムなど
【最後に】
自分の好きなポケモンランキング堂々の第21位にいるバクーダ君を考えました!
文字量が多すぎて書き始めた当初はランクマ始まるまでには書きあがるだろうと思っていたのに始まっていることに驚いております
バクーダに時代の流れの速さを教えられました
どこかに不備などがあればtwitterのアカウント(@TN_SakiMiyamoto)までご一報いただけると幸いです!
ここまで読んでいただきありがとうございました!